見出し画像

休学経験者がリアルを伝えるイベント「休学のすゝめ」Vo.1を開催しました

2017年12月13日、徳島大学附属図書館にて「休学のすゝめVol.1」を開催しました。

休学のすゝめとは?

休学のすゝめは、休学経験者が休学生活、そしてその後のリアルを語るトークイベントです。2年ぶりに徳島に戻ってきて、ずっと温めていた企画です。

このイベントの目的は、「休学を推進する」というわけではなく、「やりたいことを実現させようとしている人の想いや行動に触れ、選択肢や一歩踏み出すきっかけを提供する」ことです。

ぼくは2年間休学をし、1年は海外、1年は東京で暮らしていました。所属しているコミュニティや東京で生活していたとき、何人もの休学している方にお会いしたため、「休学が普通になってきた」と思っていました。

しかし、徳島ではマイノリティ of マイノリティ。休学して挑戦したいことがある人に、このイベントを届けられたらと思っていました。事前に参加申込フォームを提出いただき、予想よりもたくさん休学を検討されている方がいることを知りました。

休学してよかったことも、逆に失ったものも、休学のリアルを全て伝えたい。

そんな想いから、今回は「休学して阿波踊り」のぼくをモデレーターとし、「休学して平和教育」の毛戸さん、「休学してアーユルヴェーダ」の中山くん、「休学して哲学と水墨画」のM.Uさんの3名にゲストスピーカーとしてお越しいただきました。

休学経験者によるプレゼンテーション

まず最初のプログラムは、「休学PITCH」と称した休学経験者のプレゼンテーションです。

1人目は大学4年目後期の半年間を休学し、トビタテ!留学JAPANの制度を使ってドイツに留学をした毛戸さんです。

毛戸さんは帰国後、卒業論文を執筆しながらトビタテ公式の「学生ブランドマネージャー」として、徳島大学内で国際交流サークルを立ち上げるなど、留学促進の活動に積極的に取り組む頑張り屋さんです。

一度はトビタテに落ち夢絶たれてしまった彼女を突き動かしたのは、「留学に行きたい、ドイツに行きたい」というシンプルな気持ちだったそうです。

2人目は現在絶賛休学中、トビタテを使ってインドで本場のアーユルヴェーダを半年間学び、現在はプロダクトづくりや就職活動に奔走している中山くん。

アーユルヴェーダの化粧品を作るためにインドに留学し、既に第一弾の化粧品も完成しつつあるという彼の行動力には驚かされます。帰国してすぐには1ヶ月間ぼくと同じ「東京留学」をし、大手企業のインターン生としてマーケティングを学んできました。

3人目は、こういったイベントにはめったに現れない、M.Uさん。彼女もトビタテ生としてフランスで本場の哲学を学びながら、水墨画を通して文化交流を行っていました。

大学入学以前から、「いずれは本場のフランスで哲学を学ぶ」と決めており、自然な流れで留学が決まったそうです。自分のやりたいことが分からない人、休学しようか悩む人が多い中で、彼女の言葉には1つ1つに重みがあり、参加者の方々も聞き入っているようでした。

休学経験者たちのパネルディスカッション

続いて、ぼくをモデレーターとし、「休学TALK」と称したパネルディスカッションが行われました。

事前に休学経験者に聞きたいことをアンケートにて伺っており、それを参考に話を振りながら、休学前・休学中・休学後(現在)の幅広い内容で会話が展開されていきました。

後半は参加者の方から次々と質問が上がり、「休学したいと言ったときの親の反応はどうだったか」という話や、休学期間を無駄なく過ごすためのtips的な話まで、参加者を巻き込んでのトークに広がっていきました。

最後にスピーカー1人1人からメッセージとして一言いただきました。その中で「休学する・しないに関わらず、何かに挑戦したいのなら、もっともっと勉強すべき」という言葉があり、それが印象的だったという参加者の方が多いようです。

勉強によって得た知識(インプット)があるのとないのとでは、行動によって出せる成果(アウトプット)やそこから得られる学びが大きく変わるでしょう。さらに言えば、何かに挑戦するとき、勉強を怠ると(知識がないと)どこかで必ず壁にぶち当たります。

休学をする、と聞くと留学やインターンなど、どこかその"行動"自体に視点がいきがちです。実際にぼくも"行動主義"に陥ってしまってインプットをおざなりにし、「インプットなきアウトプットが、いかに愚かな行為か」ということを思い知らされることが休学中に何度かありました。

休学をする、ということは、他の人よりも多くの時間を犠牲にし、自分の得たいものを得るために時間を費やす、ということです。休学を検討している人は、何を捨てて、何を得るか、今一度考えてはっきりさせることが大切です。

その時間の価値を最大化するためにも、行動だけではなく「勉強」することが大切、ということをぼくたち休学経験者も改めて考えさせられる時間でした。

参加者の反応と今後の改善点

今回は主にSNSでの広報に留まっていたのですが、15名弱の方に参加いただくことができました。ターゲットとしていた休学を検討している人だけでなく、単純に面白い人の話を聞きたい人などもおられましたが、アンケート結果を見ると概ね参加者の方には満足いただけたようです。

ただ、「もっと休学中に具体的に何をしていたにか知りたかった」「なぜそれをしたのかという部分にもっと触れてほしかった」などの意見もいただきました。

また、今回協力してくれたスピーカーの3名が全員留学をメインとした休学だったこともあり、もっと他の理由(国内での活動、起業など)で休学した人の話も届けられたらと個人的に思っています。

私や徳島大学の他の休学経験者が卒論を執筆している人が多いということもあり、次回開催については未定ですが、他の休学経験者が「やりたい!」と手を挙げてくれるときも想定し、ノウハウをストックしておきたいと思います。

まとめ

今までも学内で何度かイベントは行ってきましたが、今回のようなトーク形式のイベントは初めてで、ぼくもスピーカーもかなり緊張している中での開催でした。

手応えは、「もっとできたな」という感じです。この形式だからこそのシナジーのようなものはあまり感じられなかったように思うし、パネルディスカッションの最初の質問って難しいなと痛感しました……。

ただ、後半に参加者全体を巻き込んで、「自分たちも参加している」雰囲気を出せたことは良かったと思っています。その雰囲気はとても温かくて、一方的に話をする今まで自分が行ってきたイベントとは一線を画すような気がしました。

こういう類のイベントは継続が必要なので、自分がやるやらないにせよ、こうして文章という形でここに残しておきたいと思います。


最後に、今回参加いただいた参加者の皆さん、協力してくれたスピーカーの3名、クリエイティブ系を担当してくれてた菊ちゃん、撮影を担当してくださった田中美有さん、そしてきっかけをくださった正太郎さん、ありがとうございました!

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

読んでいただきありがとうございます。皆さんが読んでくださることがとても励みになります。

いい1日になりますように!冬馬より
1

小林 冬馬

Tribal Media House, Inc. / 都内のマーケティング支援会社で人事をしています。93年世代。マーケや人事のお仕事から、遠距離恋愛などプライベートなことまで、よもやま綴ります。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。