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はじめての上京、はじめての実家離れでシェアハウスを勧める理由

就職や転勤で来年春から上京が決まり、家探しをされている方が増えてくるこの季節。新年度を機に、実家を出て都内ではじめての1人ぐらしを始めようとしている方もいるのではないでしょうか。はじめての上京の方は、「そもそも東京で暮らしていけるのだろうか」「社会人生活、いきなり1人ぐらし大丈夫かな」と心配している方もいると思います。

今回の記事の結論を言うと、はじめての上京、都内ではじめての実家離れを検討している方には、シェアハウスはおすすめです。

モノや空間のシェアが好きな僕が、シェアハウスをすすめる理由とシェアハウスを探すときのポイントについてご紹介します。

「プライベート空間がないのでは?人見知りの私には向いていなさそう」「外国人が多そう。海外未経験の私でも大丈夫?」「毎日パーティー?」「恋愛したい人が入るところでは(TERRACE HOUSEの影響受けすぎ)」などさまざまなイメージがあるかと思いますが、ぜひ読んでみてください。


シェアハウスを勧める理由

シェアハウスを勧める理由は、たまたま見つけた以下のツイートにほとんど書かれています。この方は2020年春から新社会人で上京される方のようです。

1つずつ補足します。

・自分の部屋は狭いけど共有スペースがとても広い
→よく「シェアハウスにはプライベート空間がない」と心配されている方が多いですが、1人部屋があるシェアハウスではそれが解決されます。また、各部屋はコンパクトでも、共用のリビングや水回り(キッチン、お風呂など)がとても広いことが多いです。わざわざ1人で小さな家に暮らすよりも、圧迫感なく生活できます。物件によっては、BBQができる屋上やラウンジスペース、図書室があったりもします。

・一人暮らしではなかなか買えないような共有物もある
→シェアハウスではふつう、共用スペースに生活に必要な家具家電がひととおり整備されています。ゲストハウスを想像していただけたら分かりやすいです。そして、物件によってはなかなかグレードの高い家具家電を置いていることもあります。僕の今住んでいるシェアハウスも、最新の冷蔵庫やバルミューダのトースター、パワフルなミキサー、Netflixが見れる大画面TV、最強に便利な乾燥機付き全自動洗濯機など枚挙にいとまがないほど、自分ではお高くて買えない家具家電が揃っています。

・共有スペースは掃除してくれる
→ハウスキーパーがついているシェアハウスでは、週に数回ハウスキーパーさんが共用スペース(リビングや水回りなど)を掃除してくれたり、ごみ捨てをしてくれたりします。当番制のシェアハウスもあるので、入居前に事前に確認が必要です。

・他の住民さんと情報交換できる
→共用スペースに行けば、誰かと交流できるのはシェアハウスの魅力の1つです。社会人だとどうしても社内の人との関わりだけにとどまりがちですが、シェアハウスだとさまざまな属性の人と情報交換ができます。「ずっと誰かがいるのってしんどくない?」と言われるのですが、1人の時間を守りたいときは共用スペースに行かなければいい話なのでそこまで負担に感じたことはないです。

・家賃が安い
→これは都内で暮らすにあたっては大きな魅力です。モノや空間をシェアするので、1人ぐらしよりも1ヶ月あたりの家賃が安いことが多いです。また、家賃と共益費(光熱水費・wifi費)が一緒になっているシェアハウスが多いため、1人ぐらしだと光熱水費は変動しますが、毎月定額だし、光熱水費・wifi費の開通や毎月の支払いの手間が省けるのは大きな魅力です。
また、初めての1人ぐらしで家具家電を持っていない人も、家具家電を買わなくて済みます。シェアハウスによりますが、初期費用が1人ぐらしよりも安価だったり(家賃1ヶ月分のみなど)、契約期間がフレキシブルなことが多いです(3ヶ月前の申告ならいつでも退去OKなど)。別のところに移動したり、実家に戻ったりしやすいのも魅力です。

きっかけは「韓国留学」と「東京留学」

僕のシェアハウス経験についても語らせてください。

僕が初めて家族以外と暮らしたのは、大学時代に1年間の韓国留学したとき。世界中から留学生が集まった寮で暮らしました。カオスだけど、とても刺激的で楽しかったです。僕がモノや空間のシェアが好きになったのは、このときの経験がきっかけでした。

韓国留学から帰国後、もう1年休学して地方から上京(これを「東京留学」と呼んでいます)。ちょうどそのタイミングで、同じ海外留学支援制度で留学した仲間が「トビタテハウス」というシェアハウスを始めたため、僕もそこに入居。さまざまな専門性や価値観を持った同世代の若者たちと、刺激的な生活を送れると思ったことが大きな理由です。僕は地方大学生だったので、せっかく上京したからには自分が出会ったことがないようなタイプの人とも出会いたいと思っていました。結果、住んで大正解。世代も、国籍も、肩書も、バックグラウンドもさまざまな人たちとつながることができました。

そして昨年2018年3月、就職を機に再び上京し、迷わずトビタテハウスに再入居。その後、職場のある銀座に近いシェアハウスに移ったり、OYOLIFEというサービスで1人ぐらしを経験したりしたのですが、またシェアハウスに戻りました。


自分に合ったシェアハウスを見つけるポイント

ここまで読んでいただいて、「シェアハウスありじゃん!」と思っていただけていたら嬉しいです。ここからは、シェアハウスを探すときのポイントを紹介します。

「シェアハウス 東京」で検索すると、ポータルサイトなどがたくさんヒットすると思います。東京シェアハウス、ひつじ不動産などが有名どころでしょうか。系列シェアハウスだと、ソーシャルアパートメント、オークハウス、絆家、アオイエ、トビタテハウスなど。

このとき、安さだけを理由に物件を決めるのは絶対に危険です。

なので、「コンセプトが自分に合いそうなシェアハウスを見つける」「必ず内見をする」ことをおすすめします。

コンセプトが自分に合いそうなシェアハウスを見つける」というのは、今はシェアハウスが爆発的に増えたので、どこのシェアハウスも「自分たちはこんなシェアハウスです!」というコンセプトを掲げています。「自分とは、自分の周囲にいる5人を、足して割ったような存在である」という言葉がありますが、自分はどんな人間か、これからどんな人間になりたいかを意識しながら、それに合ったコンセプトのシェアハウスを探すといいと思います。どんな人と時間を共にするかの大切さは、僕もシェアハウス生活を通して実感しました。コンセプトもなく、安さだけを売りにしているシェアハウスは、失礼ですが家の中の雰囲気やそこに集まる住人も「おぉ……」というネガティブな印象を持つことが多かったです。

あとは「必ず内見をすること」です。僕もシェアハウスの引っ越しを検討していたときいくつか内見したのですが、写真とぜんぜん違うとか、「住んでいる人がちょっとヤバそう ボソッ」とかいうことがありました。先述の通りシェアハウスの場合は立地や設備だけでなく、どんな人と暮らすかも意識したほうが失敗しないので、可能であれば住人の方ともお話してみるのがいいかと思います。不動産によっては早く入居枠を埋めるために「内見する頃には別の方が入られちゃいますよ」と内見を渋ってくるところもありますが、そこは妥協しないほうがいいです。最近はビデオ内見ができる家もあるので、それをおすすめします。自分の暮らす場所くらいこだわりたいですよね。


失敗しても移動しやすいのがメリット

とはいえ、実際住んでみると思いもよらないことがあったり、苦手な住人がいたりすることもあると思います。

そのときにシェアハウスだと、先述のとおり失敗しても別のところに移動したり、実家に戻ったりしやすいです。

※補足※
初期費用が1人ぐらしよりも安価だったり(家賃1ヶ月分のみなど)、契約期間がフレキシブルなことが多いです(1ヶ月前の申告ならいつでも退去OKなど)。別のところに移動したり、実家に戻ったりしやすいのも魅力です。

家具家電も持っていないので、荷物の運搬費用も抑えられる場合が多いです。僕も今年は3回引っ越したのですが、荷物が少ないのですべてタクシー1回のみで引っ越しました。1回3,000円くらい。『JAPAN TAXI』のアプリで配車し、「引っ越しのためダンボールを◯個くらいとスーツケースを積みたいです」と伝えたら、全然嫌がられませんでした。むしろ積み下ろしを手伝ってくれました。


「今1人暮らしなんだけどシェアハウス住みたいぞ……!」という方へ

「シェアハウス興味持ったんだけど、今地方で1人暮らしをしていて家具家電が揃ってる……!」という方もおられると思います。僕も上京前に徳島県で1人ぐらしをしていたので同じ状況でした。

僕は上京する1〜2ヶ月前から「ジモティー」「メルカリ」「Facebookでの呼びかけ」を駆使して徐々に手放していきました。意外とほぼすべてが売れて、どうしても売れなかったキャビネットだけリサイクルショップに無料で回収してもらいました。

「次の1人ぐらしのときのために取っておきたい」「まだ使えるので勿体なくて売りたくない」という場合は、トランクルームに預けたり、収納サービス「サマリーポケット」を使ったり、実家や友達に預けたり、というのも1つの手段です。


シェアハウスで「なりたい自分」へのスタートを

シェアハウスについて他にも質問があれば、ぜひコメント欄からお願いします。

ちなみに、僕が暮らすトビタテハウスも全3拠点で新住人を募集中とのことなので、興味のある方はぜひ問い合わせフォームから問い合わせてみてください!

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