小林 冬馬
中高生向け性教育サイト「セイシル」がオープンーーずっと求めていたものがついに
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中高生向け性教育サイト「セイシル」がオープンーーずっと求めていたものがついに

小林 冬馬

TENGAヘルスケア社が、性のモヤモヤに専門家が応える中高生向けの新しい性教育サイト「セイシル」をオープンしました。

10代のリアルで切実な性の疑問とその答えが、かわいいイラストとともに並んでいます。

今中高生を含めたあらゆる世代が、調べ物をするとき、何かを知りたいとき、スマホでインターネット検索ができる時代。性に関することで悩み始めたとき、インターネット検索をするのは自然な行動ですよね。

ただ、性に関する悩みに“誠実に”向き合ったコンテンツは、これまでインターネット上にはなかなか内容に思いました。どちらかと言うと、不安を煽ったり、歪んだ知識につながるような内容ばかり(※あくまで個人的意見です)。

企業や個人で正しい性教育を拓こうと活動されている方はこれまでも存在しました。僕の友人のつるたま(@tsurutamago_)さんも、一般社団法人ソウレッジを立ち上げ、「性教育トイレットペーパー」などのプロダクトを作っています。ただ、本来届いてほしい多感な中高生層には、なかなかリーチしづらかったり、物理的に届ける場合も規模が小さかったりする課題があると感じています。「性の話題=タブー」といった現在の日本の風潮も、向かい風になっていたのではないでしょうか。

そんな矢先、満を持して、日本のセクシャルウェルネス領域のトップランナーであるTENGA社のグループ会社であり、「性の健康サポート」をミッションとするTENGAヘルスケア社が、性のお悩みと回答を体系的にまとめたサイトをオープンしてくれました。

サイトオープンの背景も引用しておきます。

サイトオープンの背景
TENGAのグループ会社として、 性の健康サポートを目的に2016年に設立した「TENGAヘルスケア」では、性にまつわる製品を発表している会社だからこそ、性に関する質問やお悩みをいただくことが多くありました。その中で、誰かを傷つけたり、自分が傷ついたりしないためにも、性に関する知識は必要不可欠だと考えるようになりました。

TENGAが2018年に行った実態調査では、性教育で「習ったトピックス」と「もっと習うべきトピックス」を聞きました。「もっと習うべき」として、上位3つに「性的暴行・ハラスメント」「性病」「性交の同意」 が挙がりました(*1)。また、昨年警察庁が発表した資料では、SNSで性被害に遭う児童が過去最多となり、被害児童の9割弱は中高生が占めています(*2)。こうした状況下で、中高生の年代が気軽にアクセスできるウェブサイトという形で、専門家による幅広い性の知識を得られる環境づくりを後押しいたします

*1:TENGA 2018年マスターベーション世界調査  https://www.tenga.co.jp/topics/2018/05/28/6339/

*2:警察庁 平成29年におけるSNS等に起因する被害児童の現状と対策について より

株式会社TENGAヘルスケア プレスリリースより引用

僕が性教育サイトを求めていた理由

「こんなニュースを紹介して、いきなりどうしたの?」と思った方もおられるかもしれませんが、僕は性教育に関心があります。

関心を持ったきっかけは、4つあります。

  1. 教育実習で保健体育の教員として中高生へ性教育の授業を行った経験

  2. 周囲の同性の偏った性の知識に違和感を感じていた経験

  3. 留学中、外国人との性意識の違いにカルチャーショックを受けた経験

  4. パートナーができて男女の身体の違いや性への関心が高まったとき、知識や信頼できる情報源がなくて困った経験

実は性教育に関心のある人たちとディスカッションする機会もあったりしました。でも、実際に中高生の悩みに寄り添ったり、正しい性の知識の獲得に寄与できたりするようなアクションは、今まで何もできていなくてもやもやしていました。

まさに「セイシル」は、過去の自分にも、教育実習で出会った生徒たちにも、未来の自分の子どもにも見せたい内容です。大手企業が性教育に参入してくれたことに非常に喜びを感じていますし、1人でも多くの人に知ってもらいたく、今回noteで紹介しました。

世の中のいろんな情報がオープンになっていますが、ついに性についてもオープン化へ向けて大きな一歩を踏み出しました。これによって生きやすくなる人が増えたら嬉しいですね。

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小林 冬馬
ガイアックスで新規事業開発をしています。コーチ(ZaPASS)、兵庫県神戸市出身、東京在住、93年世代、長谷部誠選手推し。詳しくは固定の自己紹介記事をご覧ください。